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妊娠のしくみ~排卵、精子との出会いと受精卵が着床するまで

卵巣には、卵子を育てるための卵胞という袋が100~200万個あり、生理が始まってしばらくすると、視床下部から脳下垂体を刺激するホルモン(GnRH)が分泌され、脳下垂体は卵胞を刺激するホルモン(FSH)を分泌します。
卵胞は、それに反応して、卵胞ホルモン(エストロゲン)を分泌しながら成長します。
エストロゲンによって子宮内膜は受精卵が着床しやすいように分厚くなり、精子が子宮内に入りやすいよう、子宮頸管にさらさらした粘液が分泌されます。

左右の卵巣で数個ずつ、卵胞は成長を始めますが、1つの卵胞のみが大きくなっていきます。
卵胞の直径が17~20mmくらいになると、高くなった血中エストロゲン値を視床下部が察知し、脳下垂体から排卵させるホルモン(LH)が一気に分泌されます。
これによって卵胞が破れて卵子が飛び出すのが「排卵」です。

排卵後の卵胞は黄体となって、受精卵を迎えるために子宮内膜を維持させるホルモン(プロゲステロン)を分泌します。
排卵された卵子は、卵管の中へ運ばれて行きます。
排卵から数時間の間に精子と出会うと、精子の頭部が切り離されて卵子の中に入り込み受精卵になります。
受精卵の周りには、他の精子が侵入できないように膜が形成されます。

受精卵は、分割を繰り返しながら卵管を移動し、排卵から5日後に子宮にたどり着きます。
この頃、受精卵の中は、胎児になる部分と胎盤になる部分に分かれます。
排卵から7日目ごろには子宮内膜に着床し、ここからは胎盤を通して栄養や酸素を取り入れます。
胎盤からは、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)というホルモンが分泌され、血中や尿中に出るため、これを利用して妊娠検査薬で妊娠が分かるようになります。